近年日本でもよく耳にするようになったWellbeing (ウェルビーイング) という言葉の意味をご存知でしょうか?
今回のコラムではWellbeingとは何なのか、WHOの定義を踏まえてより具体的に説明し、Wellnessとの違い、またマインドフルネスとの重要な関係性についてもロジカルにお話していきたいと思います。
Wellbeingとは?
Wellbeing (ウェルビーイング) とは、日本語にすると文字通り”Well (良い) +Being (であること) ”=良好なコンディションであること。という意味です。
1946年の世界保健機関 (WHO) 憲章の草案の中ではWellbeingについて下記のように述べられています。
◆「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態 (well-being) にあることをいいます」
またオックスフォード英語辞典においては下記の通り定義されています。
◆Wellbeing – the state of being comfortable, healthy, or happy. 心地が良く、健康で幸せな状態。
Wellbeingは単に健康や幸福と訳されることもありますが、実際には上記のようにより多くの要素を含んでおり、Wellbeingとは心、身体、また人間関係を含む社会的環境、自然環境、全てにおいて心地の良い状態のことを指します。
ウェルビーイングとウェルネスの違いとは?
Wellnessとは「病気」を意味する「illness」とは対照的な言葉で、肉体的健康状態を表すHealthよりもその健康状態を広義的に示すものです。
国立大学法人琉球大学ウェルネス研究分野によると、”Wellnessとは健康を身体の側面だけでなくより広義に総合的に捉えた概念で、米国のハルバート・ダン医師が『輝くように生き生きしている状態(1961)』と提唱したのが最初の定義”だとしています。
ではWellbeingとの違いは具体的にどこにあるのでしょうか。
アメリカの非営利団体であるザグローバルウェルネスインスティチュート(The Global Wellness Institute : GWI) はウェルネスを下記の通り定義しています。
The Global Wellness Institute defines wellness as the active pursuit of activities, choices and lifestyles that lead to a state of holistic health.
”ウェルネスは健康な状態でいるための活動、選択、ライフスタイルの積極的な追及である”
つまり、WellnessはWellbeingでいるための活動全般を指す言葉ということができます。
Wellbeingでいるために必要なことは今に集中すること?
先ほどもお話した通り、WHOはWellbeingとは身体の健康だけでなく、心の健康、更には社会的にも全て満たされた状態と定義してます。
では、全てが満たされている状態を作りだす為に必要なこととはなんでしょうか?
Wellbeingに必要な要素、マインドフルネス
先ほどもお話した通り、WHOはWellbeingとは身体の健康だけでなく、心の健康、更には社会的にも全て満たされた状態と定義してます。
では、全てが満たされている状態を作りだすにはどうしたら良いのでしょうか?
マインドフルネスとは、Mind = 心 Full = 満たされている Ness = 状態
”今この瞬間に心が満ちている状態”を指します。
ハーバード大学心理学者、マット・キリングワースらの研究では、私たちが人生の中で今この瞬間に集中している時間はなんとたったの47%とされています。
更に研究では、5000人を対象に様々な質問を行い、何かをしているときの感情について調査。その結果、約半数の人が今やっていることと考えていることが違うときは、一致しているときよりも幸せを感じていないことがわかりました。
つまり、目の前のことに集中できていないとき、人は幸せを感じづらく、集中できているときには幸せを感じやすいのです。さらにマット・キリングワースらは科学誌『Science』に掲載された論文で、「幸福に必要なことは、心身が今に集中することである」と述べています。
マインドフルネスの実践にはマインドフルネス瞑想やマインドフルネスジャーナリングなど様々ありますが、是非マインドフルネスをライフスタイルに取り入れ、心も身体も心地の良い日々を過ごしましょう。
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